2009年11月06日

本当にあった聖者の遺体の話 〜いざヴェネチアへ〜

人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険 パート7 〜スティール・ボール・ラン〜』は、北米大陸を横断しつつ聖者(イエス・キスト)の遺体を集めるという壮大なスケールの物語だが、聖者の遺体に関する実在する物語がイタリアに存在する事をご存知だろうか?

それは、たった二人のヴェネチア商人がアレクサンドリアからヴェネチアまで聖者マルコの遺体を運ぶという実話である。しかも、道中は聖者マルコの遺体の力により奇跡を起こして人の命を守ったという話まであるから驚きだ。

9世紀、ヴェネチア商人の二人がエジプトのアレクサンドリアに商売のため訪れたとき、内乱によって街が破壊されるという行為を目の当たりにした。しかも、聖者として崇められているマルコの遺体が安置してある礼拝堂まで破壊されようとしているではないか。そんな状態に危機感を感じた二人の商人は、ヴェネチアまで聖者マルコの遺体を運び、なんとか遺体を守ろうと計画。

しかしエジプトには多数のイスラム教徒の番人がおり、商人の持ち物を逐一チェックしている状態。アレクサンドリアから聖者の遺体を持ち出そうとしている事がばれると、その場でアウトという状況である。そこで二人の商人が思いついた秘策は、遺体を豚肉や豚の頭などの下に隠して運ぶという手段。イスラム教では豚肉を不浄なものとしており、触るのも見るのも汚らわしいものである。

その作戦が功を奏して、豚肉を見た番人たちは特に色々と調べることなく二人の商人を通し、イタリアへと船で向かったという。船での旅の途中、信じられないほどの大嵐に遭ってしまったが、聖者マルコの力で一瞬にして大嵐が消えてなくなるなど、不思議な現象も発現したという。

無事、ヴェネチアに到着した聖者マルコの遺体は、町の守護聖者として迎えられ、現在もヴェネチアの街を守っている。十字軍が運んだという話や、本当は盗まれたものだという話もあるが、二人の商人が運んだという説が有力視されているせいか、作家の紅山雪夫先生が執筆した『イタリアものしり紀行』にも二人の商人について詳しく書かれているようだ。

よくよく考えてみれば『ジョジョの奇妙な冒険 パート7 〜スティール・ボール・ラン〜』の主人公ジャイロ・ツェペリはネアポリス(ナポリ)出身のキャラクターだ。もしかすると、今後の作品にヴェネチアも登場するかもしれない?


http://rocketnews24.com/?p=18259
posted by gossip at 00:00| Comment(0) | おもしろ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。