2011年03月31日

ミラン幹部がセリエAに警鐘 「このままでは二流に格落ち」

 ミラン(イタリア)のディレクターを務めるウンベルト・ガンディーニ氏は現地時間30日、セリエAは観客動員数を改善しない限り、このままでは欧州の二流リーグに格を落とすと語り、リーグの衰退に警鐘を鳴らした。ロイター通信が報じている。

 ミランのディレクターであり、ヨーロッパのトップクラブで構成されるECA(欧州クラブ協会)の副会長も務めるガンディーニ氏。同氏は『ロイター通信』の取材に対し、「イタリアサッカー界は非常に大きな問題を抱えている。ファンがスタジアムから離れ、テレビで試合を見る傾向が広がっていることだ。イタリアが変わろうとしなければ、欧州の三大リーグから外れて二流リーグになってしまうだろう」とコメント。リーグが抱える最大の問題として、スタジアム観戦者の減少を挙げた。

 セリエAは今季、新しく締結した販売権によってテレビ放映権料が前年比で20%アップ。しかし観客動員数は伸び悩んでおり、昨年の1試合平均の動員数が2万4603人で、首位のドイツ(平均4万2441人)とは約1万8000人、2位イングランド(同3万4150人)とは約1万人の差が付いている。

 ガンディーニ氏は「問題は収入や利益を増やすための機会だ。我々は、テレビ放映権料についてはかなりよい契約をしている。広告収入についてもなかなかのものだが、試合開催日のスタジアムやグッズからの収入が極めて少ない。それがイタリアと、イングランドやスペインの間にある大きな差だ」と語った。

 国際監査法人『デロイト』の調査では、昨年の欧州クラブの収益ランキングでイタリア最高位はミランの8位。しかし、2005年の同じランキングでは、ミラン、インテル、ユヴェントスの同国三大クラブがすべて7位以内につけていた。

 また、欧州の舞台における、イタリア勢のピッチ上でのパフォーマンスも深刻な状態だ。昨季、ジョゼ・モウリーニョ監督(当時)が率いるインテルがチャンピオンズリーグ(以下CL)優勝を果たしたものの、今季は現在までCLとヨーロッパリーグ(以下EL)のベスト8に進出した計16チームのうち、残っているのはインテルのみ。また、UEFA(欧州サッカー連盟)の最新係数ランクでドイツがイタリアを抜いたため、2012-13シーズンからイタリアは、CL 出場枠が現行の4枠から3枠に減ることが決定している。

 ガンディーニ氏は今季の現状について、「我々(イタリアのクラブ)はELであまりよい結果を出していない。ドイツクラブはELで素晴らしい成績を残しており、それがUEFAのランキングに大きく作用している。おそらく、ELに出場するイタリアのクラブは、リーグと並行して戦えるほどの選手層を備えていない。観客動員による収入が乏しいためにだ」と不振の原因を分析した。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110331-00000020-ism-socc
posted by gossip at 15:52| Comment(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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